デザインをスマートに依頼して、思い通りの初稿を作ってもらうコツ(後編)

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DMやチラシのデザインを指示するとき・されるときに知っておきたいポイント(後編)

ダイレクトメールやチラシのデザインを、社内外のデザイナーに依頼したとき、イメージと違う仕上がりになったことはございませんか?またデザイナーの方は逆に、「なんか違う…」と言われたことはございませんか? この記事では、デザイナーや営業から聞き出した"リアルな意見"をもとに、依頼側とデザイナーで合意しておきたいポイントをまとめてみました。こちらの前編の続きとなります。

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デザインをスマートに依頼して、思い通りの初稿を作ってもらうコツ(前編)


それでは、③から始めます!

その③ 冒険する?

何はともあれ、デザインに取り掛かる前に伺いたいことは「今までの施策と同じ路線にしますか?それとも冒険しますか?」です。 過去の施策で一定の効果がある場合は、「もっといい結果を出したい」と思っても、今までの内容を変更するとなると、ちょっとしりごみしてしまいますよね。そんなときでも、

・基本的には大きく変えたくない
・でも今までよりもDMの反応率をよくしたい(=全く同じものを作りたくはない)
・ダイレクトメールからWebにアクセスしてもらいたい場合に、Webページのトーンに馴染むようにはしたい
・それ以外は、今までのDM自体にこだわるわけではない

のように、冒険できる部分・レベル感がわかれば、その範囲でアイデアを発揮できます。

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その④ っぽい?


……「っぽい」?

「○○っぽい感じのイメージに…。」 こういった"っぽい"の応酬を繰り返すほど、依頼側とデザイナー側のイメージの共有が図れます。基本的にはデザイナー側から「○○っぽいイメージですか?」とヒアリングをすることが多いです。しかし、社内で商品開発や企画のときに出た言葉などを教えていただけると、デザイナーも理解しやすくなります!

ずばり似ているものを上げる

「シアトル系カフェっぽいイメージ」「家電量販店のチラシっぽいイメージ」のように、あるものから絞っていくことは、両者のイメージが固まりやすい方法です。デザイナーは、デザインの見本誌を持っていることが多いので、その中から選ぶこともいいですね。最近ではPinterestを使うことも多いですが、DMはあまり置いていないようです。なお、ライバル企業のものを参考にしすぎると、自社商品のよさを見失ってしまうためご注意ください…

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キーワードを上げていく

私たちがお手伝いした以前の案件にて、デザインのイメージがなかなか合わなかったことがございます。そのときのデザイナーは、「楽しく明るいブランドイメージ」と想定してデザインしていたのですが、実は「医学的に実証された、本当に効果を求めたい方のための商品」というブランドコンセプトであることがわかりました。その打ち合わせにおいて、「医療っぽい」「清潔感のある」というキーワードが出たことから、一気に両者のイメージに沿ったデザインに向かうことができました。これらのキーワードが決め手になって、明朝体で、白っぽく、清潔な方向を決定づけました。

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その⑤ 見てから決める?

さて、ここまでいくつか挙げさせていただいたものの、「そうはいっても出たものを見ないことには細かく言えないよ!」ということはあると思います。ある程度までヒアリングできれば、あとはたたき台のラフ案をつくった後にまた議論をするのが、そんな場合のベストでしょう。
ただ、私たちも何度か経験があるのですが、ラフ案の完成度が微妙に高い場合に注意が必要です。デザイナーが「ラフ案だからコピーと写真と配置だけ見てもらいたい」と思って出していても、ラフ案を見たときに「本番がこの内容だとすると、少しシンプルすぎるし工夫が足りないかも」と、感じてしまうことがあります。そもそものコンセプトや方向性よりも、どうしてもデザインの粗さに目が向いてしまうということですね。

イムラは、アイデア出します

今回は以上です。少しでも普段の業務の中で腑に落ちる部分があれば嬉しいです。イムラ封筒は、ヒアリングさせていただき、アイデアを出して、お客様の「やってみたい」を実現してまいります!気持ちがまとまってなくてもご安心ください。フワフワしたアイデアを固めていく面倒な作業も、ぜひお手伝いさせてください!

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

著者近影

この記事を書いたのは
マーケティング課おおつき
ずっと休日はレゴで、息子と一緒にかっこいい車をつくっています。しかし色使いでは息子に勝てません。

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