封筒の知識

口糊について

便利さの追求から、簡単にきれいに封かんできる口糊付封筒の使用が増えています。
口糊には次のような種類があります。

アラビア

アラビア

フラップ上部に再湿糊(一般的にはアラビア糊と呼ばれる)を塗って乾燥させたもの。使用時に水を、糊の塗布面につけて接着。 *インサーター用封筒にはアラビアが条件。 *ベタ印刷された部分には接着力が少し弱くなるので、ボトム側の接着部分は白抜きした方がよい。

タック(アドヘア)

タック(アドヘア)

封筒のフラップと本体の2ヶ所に、ゴム系接着剤を塗布して乾燥させたもの。フラップを折り、糊面を合わせて押さえるだけで封かんできる。粘着力は初めは弱いようでも、60秒くらいで強さを増します。 *くっつき(ブロッキング)を防止するために仕切り付きケースに入れる。 *同時に大量に封かんするのに便利。

他メーカーでの呼び方:スチック、ピタット

テープタック

テープタック

胴のフラップがかぶさる部分にアクリル系接着剤を塗り、シリコン加工した紙片でおおったもの。紙片をはいで接着させる。 *紙片でおおってあるので、ホコリ等を防ぎ、接着効果が長く保てる。 *小口発送用

他メーカーでの呼び方:クイック、ハイシール、グット、グラシン、シール加工、ワンタッチ

ファインタック

ファインタック

軽粘着テープをフラップに貼りつけたもの。剥離紙を接着剤部分より両端に5mm程長くして、はぎ取りやすく工夫しています。但し、剥離紙の幅はフラップの両端より2~3mm小さい。

その他の加工について

開封

開封

郵便料金が割安な第3種郵便物(認可を受けた定期刊行物)第4種郵便物(通信教育用など)
冊子小包の場合、開封が条件となっています。

*開封は封入口2分の1が基準。フラップの左右どちらでもよい。(但し、冊子小包は中身が確認できる程度の開封でよい) *中身が大部分透視できるフィルム封筒では、開封は不要。冊子小包も同じ。

ミシン目

ミシン目

封書を開封しやすくするために入れるミシン目加工。

*糊止め加工をすることが多い。サイド又はボトムの糊代の一定箇所を切り込み、表と裏とを直接貼り合わす。開封時にはさみなどで内容物を傷つけないようにするため。

ハトメヒモ付

ハトメヒモ付

ハトメとヒモが1セットで加工されており、封筒を自由に開けたり閉じたりできるもの。
書類入れに多く使用される。

*開封扱いにもなる。

マジックテープ

マジックテープ

名の通り、フラップにマジックテープが付いていて、開閉が自由自在にできる。