オートメーション化のネックは、機械と封筒のマッチング
会員数の伸長と人手不足を解消するためにお客さまがたどり着いたのが、CD/DVD封入・発送作業のファクトリーオートメーション化でした。しかしネックは、機械と封筒のマッチング。受注生産でカスタムメイドされた機械の特性にマッチした封筒が見当たらなかったのです。この課題に応えて、イムラは高い技術力を結集するとともに製紙メーカーをも巻き込むことで、機械にマッチしたオリジナル封筒を実現しました。
封入作業の機械化により誤出荷が激減し、コストも削減
お客さまにおいて、機械化により一番大きく変わったのは、誤出荷が大幅に削減されたことです。それまでは検品機により整合性はとれていたものの、どうしても人的ミスが発生していました。この機械化によって、会員さまへ確かな発送サービスを提供するインフラが構築できました。また、リスク処理に伴うコスト軽減も見逃せない導入メリットです。商品を増やすには費用が伴いますが、お客さまは機械化によって削減したコスト分を原資にして商品を調達。原価率を上げることなく、商品数の拡充に成功しました。
"ギフト"というお客さまのこだわりにも対応
「会員さまにお届けするCD/DVDだからこそ、封筒も含めてギフトという形にしたい」、そうしたお客さまの声にもイムラは全力で対応。触った時の手触りから材質までを徹底的に吟味しました。また、返却にも使用する往復封筒という特殊性を考慮し、届いた時に開けやすく、破れにくいという特性にも十分応えられる封筒になるよう配慮しました。