封筒の知識

窓について

納品、請求書、送り状の郵送や、株式封筒、DM封筒等に欠かせないのが窓封筒です。
窓封筒には、セロ窓封筒、プラ窓封筒、窓を抜きっぱなしの窓ヌキ封筒、及び、グラシン窓封筒の4種類があります。

1. セロ窓封筒

封筒の一部分を切り抜き、内側からフィルムを貼りつけた封筒。
(宛名の表示や差出人の表示)

用途...事務用、DM用、株式封筒、その他
宛名マドの場合には、郵便法で、45×80mm以上の大きさが必要です。
他メーカーでの呼び方:窓明、ハイルック

「原料にリサイクル材料を50%以上使用」

再生プラスチックフィルム

「原料にリサイクル材料を50%以上使用」

窓素材に透明度の高いフィルムを使った封筒です。イムラは環境配慮の取り組みの一環として、窓フィルム素材は再生プラスチックを50%以上含んだものを使用しています。

[特徴] ・リサイクル材料を使用していないプラスチックフィルムに匹敵する高い透明性と封筒製袋機適性を保持しています。

[環境PR] ・リサイクル材料を使用しており、環境に配慮していることをアピールできます。 ・自己宣言型環境ラベル「メビウスループマーク」の表示が可能です。

メビウスループマーク

[グリーン購入法]
■適合(※1)
※1.特定調達品目「文具類」の個別調達品目「窓付き封筒(紙製)」における判断の基準(※2)に適合しています。 ※2.封筒本体の紙については、古紙パルプ配合率40%以上かつ、バージンパルプを使用している場合は、原料とされる原木はその伐採に当たって、生産された国における森林に関する法令に照らして合法なものであること。

2. プラ窓封筒

封筒の一部を樹脂含浸により透明にした封筒で、特別抄造の原紙を使用している。
(複数窓によい)

用途...事務用、株式封筒、その他
他メーカーでの呼び方:ワックス窓、オープン窓、RO窓、ルック窓

「窓部に特殊樹脂を塗布し、透過させた窓」
「窓部に特殊樹脂を塗布し、透過させた窓」

紙の一部に特殊樹脂を浸透させることで透過させています。封筒と窓が一体化しているので、封入がスムーズです。また、薄手の紙に加工しますので紙の使用量削減につながります。イムラは昭和35年に日本で初めてプラ窓封筒を開発した業界のパイオニアです。

[特徴] ・封筒(紙)本体の窓部分に特殊樹脂を塗布し、透過させており、再生プラスチックフィルムや生分解性フィルムより透明度が低いです。 ・複数窓や変形窓の加工が比較的容易です。

[環境PR] ・窓素材が紙であることから、封筒全体が紙製であることをアピールできます。 ※口糊などのその他構成素材は除く

3. 窓ヌキ封筒

窓ヌキ封筒

封筒の一部分(宛名などの表示位置)を切り抜いて窓を開けるが、フィルムは貼らないで、切り抜いたままの封筒。郵送にはつかえません。手渡し用、内封筒、台紙などに例があります。

※保証書用など

4. グラシン窓封筒

「セルロース繊維の集合体。つまり紙。」
「セルロース繊維の集合体。つまり紙。」

窓部分に半透明の薄い紙を使用したタイプです。封筒全体を紙製にすることで、紙資源としてリサイクルに回すことができます。

[特徴] ・再生プラスチックフィルムや生分解性フィルムより、透明度が低いです。 ・紙特有の湿度変化があります。(湿気に弱く、シワがよりやすい)

[環境PR] ・窓素材が紙であることから、封筒全体が紙製であることをアピールできます。 ・封筒にプラスチックを使用していないことをアピールできます。 ※口糊などのその他構成素材は除く

[グリーン購入法]
■適合(※1)
※1.特定調達品目「文具類」の個別調達品目「窓付き封筒(紙製)」における判断の基準(※2)に適合しています。 ※2.封筒本体の紙については、古紙パルプ配合率40%以上かつ、バージンパルプを使用している場合は、原料とされる原木はその伐採に当たって、生産された国における森林に関する法令に照らして合法なものであること。

窓についての郵便規則

窓についての郵便規則

1.[宛名窓]
45×80mm以上の長方形であること。

[その他の窓]
宛名用窓の右側に設ける窓は、30×60mm以内のもの1つ。
宛名用窓の左側に設ける窓は、大きさ、形状、個数は自由。

2. [位置]
規則では位置の制約はありませんが、製袋上、セロ窓は封筒の端から10mm以上、プラ窓は5mm以上のスペースが必要です。