03-5419-2270  お問い合わせ 見積り

お客様事例「株式会社TSUTAYA.com」

カルチュア・コンビニエンス・クラブ様の事例

封入機械の新規導入にあたり、機械の特性に合わせてオリジナルの封筒を作成できる技術力を評価していただきました。

インターネットで申し込むことで自宅にCD/DVDが届くレンタルサービス、TSUTAYA Discas。CD/DVDの封入・発送のオートメーション化を機に、イムラ封筒でオリジナルの封筒を作成いただいています。DISCAS事業部 物流企画の首藤智弘様にお話を伺いました。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ様の事例

課題

会員へのCD/DVD発送作業を手封入で行っていたものを機械化。ファクトリーオートメーションと呼ばれる受注生産の機械のため、市販の封筒では対応できず、機械に合わせてオリジナルの封筒を作成できる高い技術力をもった生産メーカーを探しておられました。

実施した対策

イムラ封筒の高い技術力と製紙メーカーをも巻き込んだ、全社あげてのプロジェクトで対応。送付用と返信用を兼ねたオリジナルの封筒を、数十回にも及ぶサンプル作成で機械とのマッチングを実現しました。その後も改良を続け、古紙40%でTSUTAYA.com様の環境への取り組みにも貢献しています。

お客様インタビュー

カルチュア・コンビニエンス・クラブ 首藤智弘様

イムラ封筒さんの技術力がなければ、封入作業の機械化は難しかったかもしれません。全社をあげてのサポートに感謝しています。

CD/DVDの封入・発送作業を手作業から機械化に踏み切られたきっかけは何ですか?
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様 インタビュー風景

いくつかの要因があります。まず、会員数が伸張するにつれて、それに伴うリスクが高くなってきたことが背景にあります。たとえば、封入作業をしていただいていたのは、パートの方が大半でしたから、ご家族の都合により当日欠勤されたり、お正月やゴールデンウィークといった繁忙期にお休みをされるということがあり、そうなりますと、われわれとしては、お客様に出荷できない、ご迷惑をおかけするということになります。そこのリスクが一番でした。

また、現在も会員数が伸びている状況ですが、この伸びに合わせて、今後どこまで作業人員を増やし続けなければならないのかというリスクがありました。ちょうど当時は、派遣法の問題が話題になっており、人を抱えることのリスクが意識されるようになりました。

あと、人だと頑張れというと処理数がすごく上がったりするんです。でも、管理者が席を外すと処理数がグンと下がることもあります。これでは生産性が読めないんです。われわれの業務は出荷期限が決まっています。処理件数を時間で割り、1時間あたり何枚処理するという形で予定を立てていくのですが、手作業ではムラが出て読めなくなるということがありました。

人の手作業に頼るリスクを抱えて、ギリギリのところで作業していたというのが、当時の実態でした。機械化ありきというよりも、リスク回避を考えたときに、たどり着いたのがファクトリーオートメーションだったということです。

オリジナルの送付&返信用封筒作成にあたり、イムラ封筒を選定された理由をお聞かせください。

機械化をするにあたり、ファクトリーオートメーションと呼ばれる工場用機械の導入を決めました。この機械は市販のものではなく、受注生産のカスタムメイドされたもので、日本でも世界でもこの機械はわれわれしか所有していません。機械に独特のクセがあり、封筒も市販のものが使いにくい状態でした。また、このサービスを立ち上げてからフィルム素材の封筒を使っていましたが、フィルム素材は静電気を帯びるため、一通一通、確実に処理をするにはフィルム封筒では難しいということで、紙の素材での封筒を模索していました。

「こういうことをお願いできる封筒メーカーさんはどこがあるんだろう?」というところからスタートし、機械メーカーの営業の方から、イムラ封筒さんをご紹介いただいたのが、お付き合いのきっかけでした。もちろん、他にも数社にお声がけはさせていただきましたが、実際に、機械に合わせた封筒をオリジナルで開発するとなった時に、イムラ封筒さん以外にできるところがなかったのです。封筒メーカーとしての技術力、開発力が完全に他社を上回っていた、というよりも、他社にない技術力がイムラ封筒さんにあったというのが選定の最大の理由です。

二つ目のポイントは、経営陣を筆頭に、「ぜひ、われわれと一緒にやっていきましょう」という姿勢が強く伝わってきました。それを実際にしていただいたというところが二番目のポイントになると思います。

三番目のポイントとしては、度重なる仕様変更に迅速に、精度高く対応していただいた。この3つのポイントが大きかったと思います。

封入作業の機械化の前と後で、大きく変わった点は何ですか?
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様 インタビュー風景

機械化の前は、100人から200人の間の人員を365日。お正月もクリスマスもお盆休みも関係なく、スタッフに働いていただいていて、全て手作業で行っていました。一番大きく変わったのは、誤出荷が激減したことです。たとえば、○○さんが “Aという作品”を借りて、出荷する際に○○さんの住所を貼っているにも関わらず、“Bという作品”を取って封入してしまうといったことが起こりえます。検品機を通して基本は整合性がとれているのですが、封入するのは人ですから、たとえば落としてしまった時に「こっちだったであろう」と誤った思い込みで作業するなど、人の目に頼る限り、どうしてもミスが出てきます。マニュアルを作っても、システムを変えても、人が作業を行う以上、ヒューマンエラーを完全になくすことはできません。

“A”を頼んで、“A”が届いても別に嬉しくないはずです。頼んだ作品が届くのは当たり前ですから。でも、この当たり前のサービスを確実に提供していかなくてはならないと思っています。機械化によって、お客様に当たり前のサービスを提供するインフラを構築することができたのが一番です。

封入作業の機械化によって、コスト削減に結びつきましたか?

物流はコストセンターであり、何をしてもコストがかかってしまいます。機械化によって、リスクが軽減されたことで、リスク処理に伴うコストも軽減されました。たとえば、誤封入に対してのクレーム処理にも人件費がかっていましたから。

コストを下げることがなぜ必要かというと、もちろん利益体質改善ということもありますが、特にその時期、会員数が激増していく中で商品が圧倒的に足りないという状況が発生していました。お客様が借りる商品が、これまで1つのタイトルに対して設けていた基準では足りなくなり、もっと必要ということになってきたわけです。しかし、商品を増やすには、当然、費用が伴います。お金を借りてまかなうということもありますが、一番良い方法は、われわれがコストを削減して、それを原資にして商品調達をすること。そうすれば、商品の原価率が上がらず、数量だけが増えていくことになります。お客様サービスに転換させるためにコスト削減を意識したということです。

開発にあたって、こだわりを持たれていたのはどのような部分ですか?

お客様の手元に届く商品は、封筒も含めてギフトという形を意識していきたいと常々考えていました。ギフトですから、触った時の手触り、材質といった部分にもこだわりました。また、当社の商品の性質上、お客様が見た後、返却に使用する往復封筒という特殊性があります。届いた時に開けやすく、でも、破れにくいというのが、イムラ封筒さんに伝えた要望の一つです。たとえば、ミシン目が入っています。そのことによって、お客様は開けやすいのですが、封筒と封筒が重なると破れやすくなります。破れにくく、開けやすいという矛盾したリクエストに応えて作っていただいた封筒は、イムラ封筒さんの技術力の結晶だと思います。

それから、水濡れに対する耐久性です。配達するのは晴れの日ばかりではありませんから、お客様のお住まいがマンションであっても、一軒家であっても、ポストまでの間、ほんの一瞬でも雨に濡れることがありえます。紙の材質でありながら、水に強い対策ができているかというところもかなりこだわりました。

封筒のサンプルは何度も作り直していただきました。機械にサンプルを通してテストする際も、一通だけを通せばいいというわけではありません。大量の封筒を持ち込んで、機械メーカーさんの立ち会いのもとに、実際に機械にかけていただく必要がありました。そこに投資をするという判断をしてくださった経営陣に感謝しています。

この封筒が生まれる前から一緒に歩んできたところがあるので、戦友という気持ちがあります。イムラ封筒さんだから、これだけの厳しい条件に応えていただけたし、われわれもイムラ封筒さんに封筒を作っていただくことでボトルネックを解消できましたから、ここまで会員数を増やすことができたんだとプライドをもって仕事をしています。

そして何より、今現在も更なる改善、改良に尽力していただいております。本当に感謝の言葉しか思い浮かびません。

イムラ封筒より提供された商品やサービスは御社のCSRや環境方針にどのように貢献していますか?
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様 インタビュー風景

われわれも当然、企業戦略の一環として、環境活動への貢献は意識しています。TSUTAYAのお店は、割合にわかりやすく環境活動ができています。たとえば、表の照明を消すとか、蛍光灯を間引きますとか、DVDのケース一つにしても薄くすることで原材料を減らしています。お店に行くと、そういった部分が割と目に見えやすいのですが、ネットの世界では、われわれがお客様と直接関わりが持てるのは数少なく、封筒がその一つです。ここにリサイクルマークを入れることができたのは、大きいなと思っています。

このマーク、当初はついていなかったんです。実は、イムラ封筒様の方からご提案をいただいて、「古紙配合の紙を作ることができるかもしれません。そうすると、リサイクルマークが入れられますよ」と教えていただいきました。「ぜひ、お願いします」ということで始まりました。気付いていただける方がいらっしゃればいいので、声高に宣伝するつもりはないんですが、われわれとしての環境活動の一環になればいいのかなと考えています。

今後、イムラ封筒に期待されることがあればお聞かせください。

海外のDM事情や、海外でよく使われる封筒の形状や材質など、専門的な情報を教えていただければと思います。われわれの今後の展開として、国内だけにとどまるつもりはありません。グローバル化の中で、企業としては当然、海外に進出したいと思っています。逆に、海外からもライバルが日本に進出してきている状況ですから、われわれもやってやろうじゃないかという気概があります。

Discas(ディスカス)というサービスは、もともとアメリカにあったサービスをモデルにして作っています。今はまた進化しているようですから、そういった海外の事情、マーケット動向なども、専門分野の方からお聞きできたら嬉しいです。

イムラ封筒担当者のコメント

TSUTAYA.com様にとっては、初めての封入機導入ということで、弊社の生産技術室長が同行して、機械の扱い方や基本のメンテナンスなどにもアドバイスさせていただきました。封筒についても、封入機のグレードアップに合わせて対応をしています。その他、TSUTAYA店舗でのキャンペーンなどに使用するノベルティで紙素材のものについては、ご相談いただくなど、良好な関係でお仕事をさせていただいています。

  • ※本インタビューは2011年8月に行ったものです。
  • ※社名および事業部、担当者様の役職などは、インタビュー当時のものを記載しております。予めご了承ください。
このページを見た方はこちらのページも見ています ↓